ソーシャルデザイン
Social Design
CADENAのソーシャルデザインは、
これまで組織デザインや事業デザインの領域で培ってきた私たちの強みを活用し、「社会にポジティブな変化が生まれ、 Good Grooveが広がるコトやモノづくり」を手掛けていきます。
“すべての人が、おもしろおかしく周囲と暮らすことができる社会”のように、
未来へバトンタッチしたい社会を想像したとき、いまの姿に感じる疑問や気づきを結びつけると、環境、教育、文化、健康、食、生活など様々な分野において、
社会が抱えている課題を見つけることができます。より良い社会づくりへ向けて「わたし」から始まるクリエイティブな実験を通じ、それらが「わたしたち」の物語へと広がるように、すでに起こっている課題の解決と同時に、どのような社会で日々過ごしていきたいのかを考え行動することで、社会課題が解決される土壌づくりに挑戦します。
Concept
わたしたちの日々の生活において素朴な疑問や違和感をともなう出来事が、地球規模から手の届く範囲のものまで大小さまざま存在しています。これらの課題が“解決された未来”をつくりあげる上で、起きている事象への共感や理解を通じ、まず“わたし”の実感を伴わせる大切だと感じます。そして共感でつながった“わたしたち”と共に、 「経済」「環境」「社会」「文化」の4つの視点を踏まえ、新しい社会のデザインを試みていきます。
Case
ご紹介します。
「100年後につなげる丹後のモノづくり」をコンセプトに、行政や地域金融機関等と連携し、丹後の風土で育まれてきた地場産業の魅力を発信し、オープンハウスを通じた多様な交流から新たな価値を創出する“地域版オープンイノベーション”を実施しました。
京都府北部に位置する丹後は、海や山に囲まれた自然豊かな地域であり、古くから技術が継承され300周年を迎えた織物産業や技術力の高い機械金属産業をはじめ日本有数のものづくり産地です。
京都市内からのアクセスでも2時間以上を要し、地域交流の条件面に恵まれない一方で、新しいチャレンジを積極的に取り入れ、丹後地域やものづくりの魅力を地域内外へ効果的に発信されていくことが期待されていました。
距離や時間といった丹後が抱えている課題を乗り越えるべく、デジタルツールをフル活用し、丹後地域やものづくり産地としての魅力を伝える“オープンハウス”をリアルとオンラインで開催しました。
“地域版オープンイノベーション”といえる本プロジェクトを通じて、多種多様な人々が交流する事で、新しいアイデアやインスピレーションが生み出されるとともに、関わる事業者の丹後愛創出やファンづくりへとつなげました。
ワークショップ
自社の特長や丹後の魅力を深堀し、それら魅力の伝え方の検討やオンライン配信方法の理解を深めるワークショップの開催
各種プロモーション
WEBサイト構築、トレーラームービー作成、SNS発信、プレイベント等を通じたPRの展開
オープンハウス
参加事業者の工場、農場などの現場をオープンに、長期的なファンづくりにつなげる機会の創出 *FY2021は21事業者が参加
CADENAのソリューション
- DESIGN WEEK TANGO 2021の企画設計およびプロジェクト運営
- “魅力の発見&ストーリーの磨き上げ”ワークショップの設計
- オープンハウス成功仮説および指標の設計
オープンハウス
オープンハウスは、モノづくりの現場を公開し、モノのつくり手をはじめとする国内外のさまざまな人々が交流する事で、新たなモノやコトが創出される場です。
2021年6月24日~27日に、織物、機械金属、家具・製材、農業など多様なモノづくり企業21社の現場に多くの方に足を運んでいただきました。
ワークショップ
自社の歴史やモノづくりの特徴を掘り下げ、魅力を再認識してもらうことをはじめ、 全4回を通じて、来場者への効果的な伝え方、信頼関係の構築づくり、デジタル技術の活用方法等を習得し、オープンハウスの準備等を進めていきました。